全体的に最高ですが「Around The World」から「Harder Better Faster Stronger」への流れは鳥肌ものです。 ただでさえおそらくファンの間でおそらく1、2位を争う人気トラックの掛け合いなので盛り上がらないはずもないのですが、そこに挿入されている書下ろしのアルペジオ・フレーズが最高に効いてます。
あとアンコールで演奏されたらしき「Prime Time Of Your Life (Para One Mix)」、「Toghther」、「One More Time」、「Stardust / Music Sounds Better With You」の展開。 これは去年のライブではやってなかったです。 (「Toghther」は「Thomas」と「DJ Falcon」の同名のユニットが「Roule」からリリースしたトラック。)
「Music Sounds Better With You」をバッキングに「One More Time」なんて反則過ぎです。 ただ「Music Sounds Better With You」のリリースから10年近く経過していることを考えると、最近エレクトロに入ってきた人は意外とピンと来ないのかもしれません。 ちょっとジェネレーションギャップを感じたりします。 (実際「Justice」がスピンしていたんですが、さほど反応がありませんでした。。。)
スウェーデンのエレクトロ・アーティスト「Fujasaki」が彼のレーベルから出したMix「Sudd mixtape vol. 2 (Dance edition)」に拙作「Turn It into The Light」と「The Bloody Beetroots / Harvest Time」の拙Remixを使ってくれてます。 他の収録曲がほとんど知らないものばかりだったんですがどれもヤバいです。 特に「2. Familjen / Det snurrar i min skalle (Cat Burglar remix)」が特に一押し。 フリー・ダウンロードなので是非チェックしてみてください。
「Klaxons / As Above, So Below」の「Justice Remix」。 「It's Not Over」に収録される予定だったが「Justice」が落としたみたいな噂もありましたが、今回改めてのリリース。 一方には「Klaxons」自身によるフランス語カバーバージョンを収録。 なんだか彼らと「Ed Banger」勢との関係が伺えような気がします。
ところでこのイントロのシンセフレーズを聴いてなんだか「The Doobie Brothers / What A fool Believes」を思い出してしまったんですが、いざ聞き比べてみると案外似てませんでした。 ただやはりコード的にはばっちりらしく、このトラックに「What A Fool Believes」のボーカルを乗せてみたらはまったのでMash Upでも作るかもしれません。
あとよっぽどのオカルト好きじゃないと気付かないかと思いますが、このトラックのタイトル「As Abobe So Below」、すなわち「下にあるものは上にあるものの如し」はアレキサンドリアの時代にエジプトを中心とした古代の英知を編纂したとされる「エメラルド・タブレット」に刻まれた、錬金術のドグマともいうべきフレーズです。
またアルバムに収録されていた「Four Horsemen of 2012」は世紀末を過ぎてから1999年に代わる終末思想としてオカルティストの間でブームになっている「アセンション」をテーマにしたものと見て間違いないと思います。 そしてこの「Four Horsemen」とは「ヨハネの黙示録」に出てくる「四人の騎士」を指しているものと思われます。